Grigory Sedukh / グレゴリー・セドフ






- PROFILE
- DISCOGRAPHY
世界で最初のピッコロ・ヴァイオリン奏者
カルコフ音楽院(ウクライナ)および、サンクト・ペテルブルグ国立音楽院修了。
1995年、アメリカの著名な音響学者C. M. ハッチンスが製作したピッコロ・ヴァイオリンに出会い、以来この新しいアイデア、サウンドの楽器に魅せられ、世界初のピッコロ・ヴァイオリン奏者として活躍。このユニークな楽器のために、多くの作品の編曲を行い、中でもバッハの全無伴奏チェロ組曲のトランスクリプションはサンクト・ぺテルブルグ で出版およびCD録音されている。
また、サンクト・ぺテルブルグ・ハッチンス・オクテットのソリストとして、1998年にリリースされたCD「サンクト・ぺテルブルグ・ハッチンス・オクテット」は、この年のグラミー賞ベストクラシックレコーディング部門・ベストクラシック室内楽演奏部門・ベストクラシック録音技術部門の3部門において、セミファイナルを受賞した。
サンクトペテルブルグで開催された国際コンペティション「VIVA TALENT」では、ヴァイオリンとピッコロ・ヴァイオリンの演奏で優勝。また、生徒も優勝したことで、“コンクールに出場する生徒を指導する優秀教師”のディプロマを得ている。同コンペティション、マルチメディア部門でも、ピッコロ・ヴァイオリンの演奏に、自ら曲のイメージを映像化した作品も1位を受賞、同様にウイーン、パリのコンペティション、マルチメディア部門でも1位を受賞。
2011年の東日本大震災直後から福島復興支援の活動を開始、2016年には、東日本大震災及び福島原発事故後5年を機に、「福島の為に祈る」をテーマに日本の曲を演奏し、映像を制作したDVD作品が再度オーストリアの国際コンペティション、マルチメディア部門で優勝。2017年3月には、この作品を使った福島復興祈念イベントをサンクトペテルブルグで開催。多くのロシア人の共感を得た。2018年3月に再びサンクトペテルブルグで「福島のために祈る」コンサートを開催。
音楽鑑賞教育プログラム開発にも積極的に関わり、ユニークなスクールワークショップにも力を入れている。
2010年、銀座ヤマハホールでのリサイタルを、上皇后陛下美智子様がご鑑賞下さった。
2011年、東京国際大学特命教授に就任。2012年、NHKBS1「エル・ムンド」、WOWOW ザ・プライムショーに出演。
2013年日本ツアーでは、次世代演奏家プロジェクトを開催。後進のピッコロヴァイオリン奏者を指導、オーケストラとの共演で指揮者デビューを果たした。
2018年からは、視覚障害の若い演奏家と共演する演奏会もライフワークに加えた。
これまでレニングラード・コンサート・オーケストラの首席奏者、マリインスキー歌劇場オーケストラメンバー等を歴任。ユーリー・テミルカノフの信認篤く、彼とともに、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団に移籍。1994年よりサンクトペテルブルグ国立音楽院室内音楽科及び国立音楽大学で教鞭とり、多くの演奏家、コンクール受賞者を育てて
いる。ピッコロ・ヴァイオリンはサンクトペテルブルグ国立音楽院の正規のカリキュラムに取り入れられ、現在6人が学んでいる。
CD | Amor
